罪を憎んで人を憎まず

小学校の算数にまかり通っている「奇習」は、子どもたちに対する「虐待」である

茂木健一郎氏のブログより。


茂木氏の脱税問題が明らかになってから、雑誌で氏が連載しているコラムや著書は意図的に読まないようにしていた。
しかし、今回の記事は比較的面白く感じた事もあり最後まで読んでしまった。

脱税する学者の記事に読む価値はないと考えていたが、先入観を持たずに読めば
興味深い内容であると思う。

一般的な傾向として人々は意見や発言の中身よりも、「誰が言ったか」という点で判断しがちで、大御所の意見だから正しい、とか、新人の発言だからはなから聞く耳を持たない、といったような事が起きる。

先入観を排除し、バイアスがかからないようにするために、例えば意見出しをする際には無記名で投票してそれぞれの案について論じるというような取り組みも有用だろう。



サポートコストの話

製品を購入した場合やサービスに加入した場合、無料で問い合わせができる電話窓口が設けられているケースがある。

頻繁に利用する人からほとんど利用しない人まで様々だが、頻繁に利用する人の分も含めたサポートコストを全体で等しく負担していると考えると、どうも不公平な気がする。
(特に、調べればすぐにわかる内容を質問している場合など)

電話よりメールの方が便利という人や、
問い合わせをするより自分で調べた方が
速いという人もいるので一概には言えないが、電話サポートを受ける場合は有償にしたりチケット制にして◯回以上の問い合わせは有償、とした方が不公平感はなくなるのではないかと感じた。


1人前の分量

市販の風邪薬などは一般的に「成人は3錠、15歳以下は2錠」などと服用する分量の目安が書かれているが、人によってて服用量を変えるべきではないか、とよく思っていた。
アルコールの分解能力なども、体重によって変わるというし、同じ成人でも40kgそこそこぐらいの人もいるし、100kgぐらいの人も珍しくないので、それぞれの体格に合わせて服用した方が効果的であるという理屈だ。

WEBで調べたところやはりyahoo知恵袋教えてgoo等で質問が多く上がっていたが、わかりやすくまとめてあるサイトがあった。



すごくざっくりまとめるとこういうことらしい。

  • 効果と同時に毒性も強さを増し、副作用の危険がある
  • 効き目は人によって違い、かならずしも体格には比例しない


英語個人レッスンのネタ

英語圏への出張を機に、週1回程度ネイティブの人に英語のレッスンを受けている。(よくカフェなどで見かけるやつ)

今までやってみたレッスン内容は以下。

  • 英語で自己紹介(ビジネス向け)をする
  • 英語の文章を読んでもらい、聞き取る。また、その内容を基にいくつかクイズを出してもらい、答える。
  • 海外の映画を見て内容を説明する
  • ある単語について英語で説明し、
       該当の単語が何かを当てるクイズ
  • 海外と日本の文化や制度の違い
      (税金、医療、教育)等について   
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龍馬がゆく

司馬遼太郎歴史小説「龍馬がゆく」を読んでいる。
日本史は全くと言っていい程知らない分野だったが、明治維新前後の動乱、文化、思想などを知ることが出来興味深かった。
当時、身分が下の者が上の者に無礼を働いた場合は斬り捨てても罪に問われなかったり、金銭の受け渡しや情報伝達に10日間ぐらいかかったりするという、今では考えられないような事が普通であったとされており、日々の暮らしがどれだけ不便であったかは想像もつかない。人々が偏った思想や外国人に対する差別意識を持ち得たのも、極端に情報が不足していたからだろう。自分が見聞き
したものや特定の個人からの伝聞程度しか情報が得られない状況下においては
仕方のない事だ。どういった背景や想いで行動を起こしたのか、想像しながら読むのがとても面白い。


継続は力なり

1日10分でも継続して取り組めば1ヶ月で5時間分できる計算になる。
厚切りジェイソンは日本語(特に漢字)を学ぶコツを、「毎日少しずつ継続する事」だと言う。一気にやろうとすると無理が出るし、飽きてしまったりする事もある。

『継続は力なり』 的確に真実を表す諺だ。

情報の非対称性

経済学のよく知られた概念で、情報の非対称性というものがある。

情報の非対称性(じょうほうのひたいしょうせい、英: information asymmetry)は、市場における各取引主体が保有する情報に差があるときの、その不均等な情報構造である。「売り手」と「買い手」の間において、「売り手」のみが専門知識と情報を有し、「買い手」はそれを知らないというように、双方で情報と知識の共有ができていない状態のことを指す。情報の非対称性があるとき、一般に市場の失敗が生じパレート効率的な結果が実現できなくなる。このとき、必ずしも情報を持たない側に不利益が生じるわけではなく、情報を持つ側に不利益が生じることもある。

ケーススタディでは良く中古車市場の例が挙げられ、売り手のみが販売する車の状態を良く把握していて、買い手は把握していないことから情報の非対称性が発生するという説がある。

中古車市場だけでなく、住宅市場や
保険市場等でも同じ事が言える。
住宅や保険などは日用品や食料品などと違い、そう何度も購入・加入するものではなく比較検討する機会も少ないため、買い手側の情報も自然と少なくなる。
そのため購入・加入に際しては知名度の高い企業を選んだり良く見知った商品を選ぶ可能性が高くなる。
不動産業者や保険会社がTVCMを流したり、DMを頻繁に送ったり、顧客のオフィスや家庭を訪問して営業をかけたりするのはそうした理由からであろう。
その戦略はある意味正しいと言えるが、買い手側は販売価格には利潤の他に各種プロモーション費用や営業費用が上乗せされている事は認識しておくべきだろう。