みどり窓口は、なぜ混んでいるのか?
みどりの窓口はなぜ混んでいるのか?
「さおだけ屋はなぜつぶれないのか」に始まり、「◯◯はなぜ◯◯なのか〜」といった類の名前の本がよく見られる。
本の売れ行きはタイトルが大きなウェートを占めると言われるが、こういったネーミングをすると売れる、ということなのだろうか。
ググってみると、下記のような記事がたくさんヒットする。
- 初めて新幹線に乗る人は、とりあえず窓口で聞くだろうから
- 機械の操作がわからない人が利用している
- 複雑な乗り換えや券売機で買えない切符の購入など特殊な事情がある人
大まかに言うと上記のような理由によるもの、という仮説のようだが、実際のところどうだろうか。
それぞれについて少し考えてみる。
1.について
一定年齢以上でインターネット接続が出来る環境を持っていればすぐ調べる事が可能だろう。新幹線に限らず、初めての事であればなおさら、ある程度下調べをしてから臨むのではないだろうか?
2.について
これはありそう。
機械のUIがわかりづらい、またはユーザーが操作を覚えようとしなかったり、最初から券売機での購入を諦めているなど。特に新幹線の切符の購入は在来線の切符の購入に比べステップが多いため
途中で離脱→窓口に移行してしまうユーザーも一定数いると想定される。
3.について
座席指定や列車の変更等も券売機で対応可能であり、券売機で対応出来ないような特殊な対応は稀だと思われる。
改善策は?
上記の2を分解すると、
- 機械のUIがまずい
- 操作をしようとしない人が悪い
のどちらか。
UIが悪いのであれば、改善すれば良い話。
人が悪い場合は少し複雑で、そんなに頻繁に新幹線に乗らない人は操作を覚えるモチベーションもないし、機械で操作して下手に間違えたりするよりは人にやってもらった方が安心だわー、という人がいるのも事実。
なので思い切って窓口で買う場合は手数料を取れば良い。
(逆に券売機で買う場合は割り引く、という事でも可)
または別のアプローチで、みどりの窓口をわかりづらい場所や改札から遠い位置に設置するなどの方法もある。