休暇に対する考え方

先日、5営業日ほど休暇を取り、土日・祝日と合わせて10日ほどの連休にして
旅行や帰省に行ってきた。

60代以上の世代の人にその話をすると、概ね「そんなに休んで大丈夫なの?」という反応をされる。

何をもって大丈夫とするかは難しいところだが、基本的な引き継ぎをしつつ、
連絡が取れる手段を持っておけばまず問題ないと考えている。
社内ネットワークに接続出来るデバイスがあり、メール等も確認出来る環境があれば、さらに問題がない。

なぜ年配の人がそう思うのか、考えてみた。

  • 仕事が出来る環境が限定的であった
仕事用の携帯電話・パソコン・タブレット等を1人1台持つようになったのはここ20〜30年ぐらいの話。
また社外でも支障なく仕事が出来るようになったのは更に直近の出来事である。
仕事をする=オフィスに行く  ということであり、オフィスに行かなくても仕事が出来るという発想自体がないのではないか。

  • 有給休暇を取る文化がない
有給休暇が取りづらい、取らないのが当たり前、といった文化が醸成されていて、特別な事情がない限り有給休暇を取得することがなかった。
「結婚休暇」「リフレッシュ休暇」などもその名残りと考えられ、特別な事情がない限り長期休暇を取って旅行に行く、といった事が許容されなかったのではないか。

  • 業務の属人化や、自動化・手順化の不足
今でも
「毎日数字の報告をしなければいけないので休めない」
「第◯営業日はこの作業が必須」
「他にやれる人がいない」
といった話を聞くことがあるが、
昔はその傾向がより顕著だったのでは
ないか。