シェアリング・エコノミー

いわゆる「シェアリングエコノミー」が急速に普及してきている。

つい最近まで、持ち家・自家用車、果ては別荘まで、高額なモノを所有していることが一種のステータスであるという風潮があった。
しかし家を数十年のローンで買ってしまうとその後の職業選択が著しく狭まってしまうし、転勤や転職などの際に不便が生じてしまう。
自家用車については、特に東京近郊では
電車による交通網が発達しており、かつ
駐車スペースの問題もあるため自家用車を所有するインセンティブは働かず、
必要に応じレンタカーやカーシェアリング等を利用すれば十分事足りる。
別荘においては言うに及ばずだ。

なぜシェアリングエコノミーが普及しているのか考えてみた。

  • 経済成長率が鈍化し、右肩上がりで
収入が増える見込みがなくなり、消費に十分なお金がかけられなくなった

  • 商品改良や技術革新によりモノの久性が向上し、長く利用出来るようになったこと

出来るプラットフォームが登場した

などが考えられる。

休眠アセット(使われていない資産)を有効活用できる事もシェアリング・エコノミーの特長の一つだ。

物々交換やおすそ分けなども広義のシェアリング・エコノミーだと考えると、文明や技術が進歩している一方で昔に回帰している部分もあると言え、なかなか面白い。