同僚の退職に際して思った事

今日同僚が退職することを知った。
同じ業界のやや違う分野に行くとのこと。

異動者が多く、組織してはタイミング的にはあまり良くないと思うが、本人にとってはそれは関係のない話。

日本の企業は部門長レベルのマネージャーですら人事権がないため、仮にすごく惜しい人材が辞めたいと言っても、金銭的報酬やポジションの提示などで引き留めることが出来ない。

意思決定のプロセスについても、誰がどこまで決裁権を持っていて、結果に対してどこまで責任を持つのかが曖昧である。成功しても失敗しても得られる報酬にはあまり影響がなく、やらなかった事による責任も問われないとすれば、「事無かれ主義」になるのはホモ・エコノミクスとして当然の選択である。