「コア業務への集中」

最近、「コア業務への集中」というキーワードを良く聞く。

アウトソーシングを利用してコア業務への集中を!》
といった具合だ。
そもそもコア業務/ノンコア業務の定義とは何なのだろう。
 
コア業務: コア業務とは、本業のことを表します。 建設会社であれば建物を建てること、製造会社であれば製品を作ること、病院であれば患者を治療することなどです。コア業務は全ての企業に存在し、コア業務の中でサービス・製品の開発や品質向上、納期短縮などを目指すことが、企業として正面から取り組むべき課題と言えます。

 

ノンコア業務: 企業による違いが少なく、また人による違いも少ない業務を表します。コア業務を安定・安全・高品質で遂行するための業務が多く、常に業務効率化やコスト削減を課題として求められています。
ここでは、
コア業務=本業
ノンコア業務=コア業務を遂行するための付属的な業務
という定義のようだ。
ここでは、経費精算などの定型業務・間接業務をノンコア業務と定義しているようだ。
 
・メイン⇔サブ
・重要 ⇔非重要
・非定型⇔定型
といったニュアンスは概ね共通しているものの、明確な定義はないように思う。
 
しかし実際のところ、正社員・ホワイトカラーの業務は管理業務や稟議などの社内手続き、社内会議資料のの作成などのがかなり部分を占め、渦高く積まれたノンコア業務を一つづつはがしていったら何も残らなかった、という笑い話もありそうだ。