多様な意見はなぜ正しいのか

集合知とは何か」という本を読んだ。
1人の専門家より、大勢の素人の方が問題解決ができる場合があるという。

•問題解決にあたり、様々な方法でアプローチを取ることが出来る
•選択肢が多数ある場合、全員が答えを知っていなくても、別の選択肢が正解ではないと知っている人がいることで絞り込みが行なわれ、正解する確率が高くなる

企業や政府で「多様性」を取り入れる事が奨励され、尖ったアイディアが求められる社会において、「普通」である事は相対的な価値低下を引き起こしてると思う。
皆が同じような事をやっていてもイノベーションシナジーは生まれづらいので、戦略的に多様なバックボーンをもつ人材を採用したり、多様な労働環境(ロケーションや勤務体系etc)で働く人のアイディアを集める、という流れが今後は出てくるのかも。

◼︎米名門大学 人種枠の背景

これなんかも、あえて多様な人種を入学させることで、全体のレベルアップを図るという施策かもしれない。
本来入学出来る成績なのに人種のせいで入学できなかった人はとんだとばっちりだと思うかもしれないが…


◼︎女性管理職の割合に数値目標を義務付け

女性役員や管理職の比率を一定以上に保つというのは賛否両論あるが、そうでもしないとなかなか変わらない可能性が高いので、ショック療法として効果は期待出来る。