じゃらんの仕組み

じゃらん」経由で予約し、とある温泉旅館に宿泊した。
女将さんが特徴的なキャラクターで、あれこれと世話を焼いてくれた。
クチコミ評価にも同じようなコメントが書いてあり、概ね好意的な内容で、星4つ•星5つ等の評価がついていた。しかし、あまり干渉されたくない人にとっては居心地が悪く感じることもあるだろう。
全ての人から高評価を得る事は難しい。

ところで旅館側から「直接予約してくれたらもっと安く出来ますよ」といわれるケースがたまにあるが、

Q.じゃらんに掲載するのって何百万かかるんですか?

A.じゃらん「ネット」は掲載無料です。
宿泊実績が発生して宿泊料金の5%~10%のシステム手数料を
月締めで、リクルートに支払うシステムです。

旅館がじゃらんにマージンとして支払う
5%〜10%を削りたいと思うのは当然で、直接交渉する事も制限されているわけではない(契約に盛り込まれている可能性はあるが)。
じゃらんはポイントプログラムを使ってそれを防ごうとする。旅館側が提示した値引き幅を上回るポイント還元を行う事によりユーザーからするとじゃらん経由で予約した方が得になり、ユーザーは旅館側からの提示には応じない可能性が高い。ただ、ポイント還元の原資は旅館側からの広告料だと思われるので、広告料収入以上のポイント還元をしてしまうと赤字になってしまう。
利便性ややり取りのコストと値引きのメリットを天秤にかけた時、「ギリギリユーザーが動かない水準」に還元率を設定するのが良く、実際にそうしているのだろう。
会員ランク制度などを用い、じゃらんを使えば使うほど割引き率が高くなるような仕組みを作ることも一案だろう。