「流れ」はあるか?

ギャンブルでよく「流れ」があるとかないとかいった話が出てくるが、十分な試行回数を経れば確率通りに収束するのはよく知られた話だ。
流れがあったから連勝した、連敗したというのは単純に連勝や連敗が印象に残りやすいからというだけの話である。

また勝負の途中で勝っている方は選択肢が多い事によってより勝ちやすい環境にあるが、負けている方は一発逆転を狙いがちで稀にそれが成功するものの大抵はより負けが込むという結果を招く事になる。

論理的・科学的に考えれば至極当然な事を勝負事においては考えなくなってしまう人が比較的多い事が不思議ではあるが、エンターテインメントとして考えると確率や損得を冷静に考えるよりは何も考えずに一喜一憂する方が楽しめるということなのだろう。