想像力を身につけるには
特に学生の頃など、朝8時台ぐらいの電車で熟睡している人を見ると、「朝早い時間でもないのに、よくこんなに眠れるな」と疑問に思っていたが、社会には
- 夜勤明けで帰宅する人
- 早朝から子供のお弁当を作り、保育園等に送ってから出勤する人
- 前日接待等で遅くなり十分な睡眠が取れなかった人
- ストレスによる不眠でなかなか眠れない人
など(他にもまだまだあるだろうが)、色々な人がいる事を知り、また自分も近しい状態を体験した事で納得できるようになった。他者への想像力がついた、と言えるだろう。
身をもって体験した事のない事はなかなか想像がつかないし、理解もしづらい。
「流れ」はあるか?
ギャンブルでよく「流れ」があるとかないとかいった話が出てくるが、十分な試行回数を経れば確率通りに収束するのはよく知られた話だ。
流れがあったから連勝した、連敗したというのは単純に連勝や連敗が印象に残りやすいからというだけの話である。
また勝負の途中で勝っている方は選択肢が多い事によってより勝ちやすい環境にあるが、負けている方は一発逆転を狙いがちで稀にそれが成功するものの大抵はより負けが込むという結果を招く事になる。
論理的・科学的に考えれば至極当然な事を勝負事においては考えなくなってしまう人が比較的多い事が不思議ではあるが、エンターテインメントとして考えると確率や損得を冷静に考えるよりは何も考えずに一喜一憂する方が楽しめるということなのだろう。
罪を憎んで人を憎まず
小学校の算数にまかり通っている「奇習」は、子どもたちに対する「虐待」である
茂木健一郎氏のブログより。
茂木氏の脱税問題が明らかになってから、雑誌で氏が連載しているコラムや著書は意図的に読まないようにしていた。
しかし、今回の記事は比較的面白く感じた事もあり最後まで読んでしまった。
脱税する学者の記事に読む価値はないと考えていたが、先入観を持たずに読めば
興味深い内容であると思う。
一般的な傾向として人々は意見や発言の中身よりも、「誰が言ったか」という点で判断しがちで、大御所の意見だから正しい、とか、新人の発言だからはなから聞く耳を持たない、といったような事が起きる。
先入観を排除し、バイアスがかからないようにするために、例えば意見出しをする際には無記名で投票してそれぞれの案について論じるというような取り組みも有用だろう。
サポートコストの話
製品を購入した場合やサービスに加入した場合、無料で問い合わせができる電話窓口が設けられているケースがある。
頻繁に利用する人からほとんど利用しない人まで様々だが、頻繁に利用する人の分も含めたサポートコストを全体で等しく負担していると考えると、どうも不公平な気がする。
(特に、調べればすぐにわかる内容を質問している場合など)
電話よりメールの方が便利という人や、
問い合わせをするより自分で調べた方が
速いという人もいるので一概には言えないが、電話サポートを受ける場合は有償にしたりチケット制にして◯回以上の問い合わせは有償、とした方が不公平感はなくなるのではないかと感じた。
1人前の分量
市販の風邪薬などは一般的に「成人は3錠、15歳以下は2錠」などと服用する分量の目安が書かれているが、人によってて服用量を変えるべきではないか、とよく思っていた。
アルコールの分解能力なども、体重によって変わるというし、同じ成人でも40kgそこそこぐらいの人もいるし、100kgぐらいの人も珍しくないので、それぞれの体格に合わせて服用した方が効果的であるという理屈だ。
すごくざっくりまとめるとこういうことらしい。
- 効果と同時に毒性も強さを増し、副作用の危険がある
- 効き目は人によって違い、かならずしも体格には比例しない